建築構造技術者の仲間と建築構造力学の教科書を作りました。タイトルは「基本からマスターできる 建築構造力学」で、2018年2月22日に朝倉書店から出版されました。静定力学から不静定力学に関して理論的ですが分かり易い解説と演習問題で理解が深まるよう工夫しています。仲間の著者は下記の方々です。
津田和明先生 近畿大学産業理工学部・教授
丸田 誠先生 静岡理工科大学理工学部・教授
杉本訓祥先生 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院・准教授
本屋さんで見つけたら手にとって見てください。
ようこそ、都祭研究室へ
気候変動のためか地震以外の災害規模が大きくなっていますが、近い将来いつ発生してもおかしくないのが東海・東南海・南海地震です。福山大学には実大サイズの柱梁部材を構造実験することができる西日本最大級の実験施設があります。縮尺模型実験では、発見できなかった現象が実大サイズの実験から得られることがあります。
ホームページ写真の説明
中央:建物
福山大学30号館東側の外観です。1階~3階に教員とゼミ室があります。
右下:公開実験 共同研究〔宇部興産(株)・山口大学〕
平成27年8月に実施した公開実験の様子です。大型試験装置に設置されている試験体は、1/2.5縮尺の外付け耐震補強工法(デザインUフレーム)を適用した2層1スパン骨組です。遠くは東京からの方もおられ、数多くの構造技術者(構造設計者、学識者、施工業者など)の方々にご見学頂きました。
左側:部材構造実験 共同研究〔建築研究所・京都大学〕
平成28年度国土交通省建築基準整備促進事業S22「高密配筋を行った鉄筋コンクリート造部材の部材種別の評価に関する検討」における実大梁部材の実験風景です。平成28年4月に日本建築学会から発行れた「鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準(案)・同解説」に関する実験研究です。写真はスラブ付き試験体で、実大はスラブ無しの矩形試験体も実施しています。この研究では、1/2縮尺試験体との強度・靱性に関して検討しました。
右上:実大梁部材実験 共同研究〔建築研究所・京都大学〕
実大試験体のスラブ有り・無しの比較写真です。スラブ付き試験体はR=1/20rad.、矩形試験体はR=1/25rad.の破壊状況です。スラブの有無で破壊性状が変わります。
TEL 084-936-2112(ext.4216)
FAX 084-936-2023